2019春 九州一周極貧ツー 第五章 ~病人、洞窟を征く~
夏なのにツーリングの予定がないライダーがいるらしい。
ご無沙汰しております、不可です。
前回の続き。
ゲストハウスを早々に出発し、この日は朝から雲仙普賢岳を間近で見るべく走り出した、のだが…。
マ”ッッッ!!(即死)
時期が悪かったみたいで断念、真顔で下山。
金はないが時間はあるので、九商フェリーにて熊本を目指す。
島原を去る間際、甲板から件の山が見えた。
写真では伝わらないが思っていた114514倍は大きい。
冷静に考えてスケールバグってやがる。こわいなー、とづまりすとこ。
熊本港に着弾&すぐさま市街地へ。
熊本といえば熊本城でしょ!wwwということで熊本城へ向かったのだが、
先の地震を受けて半壊していて痛ましい限りであった。
見えるだろうか、堀がぐしゃぐしゃにつぶれている。
こんなことを言うのは不謹慎だと承知の上だが、
修理中の熊本城かっこよくないっすか。メカメカしい建造物とガチガチに和テイストの城が融合してるのがまあカッコイイんすわ。
もちろん熊本城の一刻も早い再建・ひいては被災地の復興を心より願うばかりである。
さて、お昼時なのでグルメを。馬刺しと熊本ラーメンで小一時間迷ったのだが、貧乏学生(20)なので大人しくラーメンを食う。
桂花ラーメンさんの名物、太肉麺(ターローメン)をいただいた。
ホッロホロの太肉(豚バラの角煮的な)がまあうめえ!これ単体でいただいてもご飯めちゃめちゃ進みそう。
もちろん豚骨ベースの白湯スープもクソ美味い。
サラリーマンでにぎわうのも納得の一杯だった。
余談だがこのあたりから風邪のような症状が出てきて、魔剤を投与しつつの走行となった。体調管理しとけしとけよ~。
ここからは南下してR219へ侵入する。R219は山あいの道で、川と線路と隣り合って進む。途中、趣深い木造駅舎があったので、パシャリ。中では中学生男女がセーシュンしてたのでおとなしく退散。穢れなき幼い眼に、貧困大学生ホモライダーはどう映ったのであろうか(反面教師並感)。
第一熊川橋梁を背景に撮影。
さて、本日の最終スポット、球泉洞である。
何でもかんでも恋人の聖地にしやがってよお!?
閉館(?)間際に訪れたこともあり、ほとんど本官の貸し切り状態であった。本官は地学に明るいわけではないので特に説明はしません(職務放棄)。
意味わからんくらい広い。これだけのものを最初はどこかの大学の探検部が開拓していったのだから大した話だ。鍾乳洞の中ではなぜか焼酎を仕込んでいた。
球泉洞をあとにして、道の駅みなまたへ向かう。言わずもがな、本日の宿泊場所である()。24時間開放されている休憩室に、近くには弁当屋。ほーん、ええやん。
わー夕陽がキレイダナー(白目)。
ちなみにこの写真を撮ってから陽が落ちるまで割と時間があってひたすら黄昏てました。
余談ですが、黄昏るって本来は夕方になることを言うらしいですね。ま、通じりゃなんでもいいんすよ。
最後まで読んでくれてありがとナス!
次回へ続く。